池上正さんの本「蹴る・運ぶ・繋がるを体系的に学ぶジュニアトレーニング」を読みました。
池上正さんの本「蹴る・運ぶ・繋がるを体系的に学ぶジュニアトレーニング」を読みました。
「蹴る・運ぶ・繋がる」を体系的に学ぶ ジュニアサッカートレーニング
この本でとくに学べたことは、
- サッカーは相手がいるスポーツだから、相手がどう対応してくるかをよく見て瞬時に判断しなければいけないこと
- サッカーは助け合いながらプレーするものということ
です。まさにサッカーの本質です。
そしてこの本質を子供に伝えるためには2対1、3対2といった数的優位のゲームトレーニングを中心的にやることだと説いています。
逆に1対1ばかりしているとサッカーの本質を学ぶことができないということです。
今まで私と息子は二人でずっと自主練習してきました。
そうなると1対1が基本になるます。ゆえにどうしても池上さんが挙げる大事なことを学ぶことができないわけです。
いくら試合を想定してといっても、相手が私しかいなければ子供には難しいです。
息子が試合でどう動けばいいか分からないのはしょうがない部分です。
ゆえにFCやスクールで学ぶしかないのですが、2対1といったトレーニングはそれほどされません。
スクールだと2対1を飛び越えて、2対2や3対3のトレーニングになっています。
たぶんコーチたちが「2対1は分かるだろう」という前提でやってしまっているのかもしれません。
少し前のスクールを見ていても、2対2をやっているけど4年生以下は「どう動いて良いのか?」「何が正しくて何が間違っているのか?」全然理解できていないように見えました。
それは要するに2対1を飛び越してやっているため、数的優位の状況を活かす方法を知らないからです。
わたしの息子も「やっと理解できるようになってきたかな?」という感じです。
小4ならこれぐらいなのかもしれません。しかし、世界を見れば「これぐらい」とは考えられないのがこの本を読んでの感想です。
1対1でガツガツ行くことも大切な要素のひとつかもしれません。しかし、まずは「サッカーというゲームそのものを学ぶこと」が大事だと考えます。
この書は今まで読んだ池上さんの本の中でも一番と言えるものです。
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