【レビュー:自ら考える子どもの育て方】少年サッカー子育てのお手本です
こちらの
世界で通用するサッカー選手育成を目指せ! 「自ら考える」子どもの育て方
は、檜垣さんの教えを広めた一人、高﨑康嗣さんの本と知って即効に購入しました。
もちろん私に刺さるタイトルだったということもあります。
https://the-ans.jp/coaching/55704/
高橋康嗣さんは元川崎フロンターレU-12監督です。
監督在籍時、ダノンカップ日本大会4連覇などの実績。教え子には久保建英、三笘薫、三好康児などがいます。
自ら考える子どもの育て方の中身
この本の中身はタイトル通り、「自ら考える子どもの育て方」を川崎フロンターレでの経験を元に高橋さんが紹介したものです。
ピッチ上というよりはピッチ外での内容がほとんどです。
その理由としては「人間性を磨かなければプロにはなれない」といった考え方によるものです。
「サッカーで夢見る子供にどう接すればいいか分からない」という人におすすめ
この書はサッカーで夢見るお子さんに対して、どう接すればいいか分からない。また「自分のやり方は正しいのか?」とお悩み方におススメです。
それとは逆に「自分は正しい!!」と思い込んでいる大人にも読んで欲しいと思います。(そんな人はまず読まないと思いますが)
わたしなんか息子が思わぬキッカケでサッカーをはじめてから、わからぬことばかり、まさに試行錯誤でした。
この書を読んで、今までやってきたことの90%は誤りだったということを悟りました。
ゆえに親御さんには子供が大きくなる前にぜひ読んでおいて欲しい一冊です。
わたしに突き刺さった一節
この書から突き刺さった一節は数多くありました。
全部紹介するとネタばれになるので下記の一節だけ紹介します。
親が世話を焼かない。焼いていると「自分がやらなくても親がなんとかしてくれて当たり前」という考え方になる。
世界で通用するサッカー選手育成を目指せ! 「自ら考える」子どもの育て方
そうなると「指導者が助けてくれて当たり前」になる。
自分では「やってはいけない!」と分かっていても、子供の先回りしてしまうことって多々あります。
そこには親の
「まだ子供だからできない」
「自分がやらないと周りに迷惑をかけてしまう」
「自分がやってしまったほうが楽だ」
といった固定観念や闇が見え隠れします。
まさにわたしがそうでした。
だからこの一節を読んで、バカでかい斧で頭カチ割られた感じでした。
ドラクエでいう「会心の一撃」をくらった感じです。
ゆえに「もう小6だから一人でやらせなば!」という覚悟が私に生まれました。
親が世話をやくとサッカーにも悪影響
親が世話をやくことでサッカーにも悪影響が出ているのは薄々感じてはいました。
今はそうでもないですが、うちの息子の場合「ボールは誰かがパスしてくれるもの」という考えが無意識的にあったように思います。
それに対して、自立している子は低学年であっても、仲間からのパスなど待たずに自ら奪いにいっている。
その違いを生み出すのが「親の接し方なんだな」と改めて実感しました。
まとめ
昨日、下記のツイートをみて感銘を受けました。
ニアンスは少し違うかもしれませんが、この書はファン・ペルシが言っているこのことを具体的に表したものだと思います。
サッカーが上手くなることも大事ですが「その前に磨かなければいけないものがある!」ことを教えてくれる感じです。
この書の最後に、
目の前の子どもと本気で向き合い、一人の人間としてどこまで成長させられるのかを追求しなければならないと思います。そのために指導者や大人は日々自分を磨き続けなければならないと思います。
世界で通用するサッカー選手育成を目指せ! 「自ら考える」子どもの育て方
という言葉があります。
こういう考え方をもっていたから、著者の高﨑さんは今までの自分を否定してまでも、檜垣さんの教えを組み入れることができたんだと思います。
わたしも高﨑さんを見習い、自分を磨き続けていきたいと思います。
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