正対理論は「ビックリした理論?」
下記の動画を見てください。
左下から猛烈にプレスに来た相手に対して、イニエスタは一瞬正対して抜き去ってしまいます。
これがいわゆる正対理論と言われるものと思いますが、下記の一節を見ると少し違うと感じるわけです。
正対理論とはボールを持っている選手が、ターゲットとなる相手に対してへそを向けて正対すると左右両方にパスを出しやすく、もしくはドリブルで抜きやすくなるという理論
蹴球学 名将だけが実践している8つの真理
正対理論とは正対することで相手に「右か左かの2択を迫ること」です。しかしこの場合はほんの一瞬で相手が考える時間はありません。
相手を驚かすのもひとつのセンス
普通に見れば、ただの「ストップ&ゴー」に見えます。でも 「ストップ&ゴー」 なら、いちいち正対する必要はないでしょう。止まることで相手を止め、そして素早く走りだせばいいだけです。
わたしの考えは、背後から狙っていたのに、いきなり正対されたから「ビックリした!」というものです(笑)
要するに「意表をつかれた」わけですね。
意表をつくの意味は「予想外のこと、考えてもいなかったことをしかけて驚かせる」です。
イニエスタがやっていることは、ただ正対しただけ。でもそれが相手にとっては「予想外のこと」なので相手は止まってしまったわけです。
イニエスタのボールを持つ技術は高いものでしょう。しかし派手なことはしていません。相手の意表をつくことをしているだけです。予想に反することをするから敵を抜きさりボールを運べるわけです。
やっていることは、いきなり後ろ向いて「ワッ!!」という小学生といっしょ(爆)
でもそういうことが生きてくるのがサッカーというゲームだと考えます。
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