成長するには「できる!」という思い込みが必要

人間はどうしても比較してしまうものです。それは子どもも同じです。しかし、これを悲観的に捉えるのではなく、楽観的に、あるいは前向きに捉えることで、非常に大きな効果が得られます。
それは、下記の動画で菊池雄星さんが言及されている「あの人ができれば自分もできる」という思い込みです。
子どもの場合、どうしても「それは大人だからできる!」という思い込みがあります。しかし、自分と同じ年齢の子ができているのを見たら、「あれ?それなら自分にもできるんじゃないか!」という思いが芽生えるんですね。
あの子にもできるなら自分にもできる!
これはうちの息子にもありました。以前にも紹介した例ですが、リフティングを始めたとき、練習してもなかなか回数が伸びませんでした。しかし、同じ年の子がリフティング300回できるというのを聞いた途端、あっという間に300回以上できるようになったんです。
もちろん、聞いた途端にできるようになったわけではありません(笑)。「あの子にもできるなら自分にもできる!」という思いが、練習量を増やすことに繋がり、数日でできるようになったんですね。
これは野球界を見ても分かります。野茂英雄さんというファーストペンギンが出現したことで、日本人でもメジャーで活躍できるという事実が認識されました。その結果、松井秀喜さんやイチローさん、今では大谷翔平さんというスーパースターが出現したんです。
「ファーストペンギン」とは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛び込む1羽のペンギンのことです。転じて、その“勇敢なペンギン”のように、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を、米国では敬意を込めて「ファーストペンギン」と呼びます。
ファーストペンギン
サッカー界でも、三浦知良さんという「ブラジルでプロになる。セリエAでもゴールする」というファーストペンギンが出現したことで、中田英寿さんや香川真司さん、内田篤人さん、そして今では三笘薫選手、久保建英選手などの選手が生まれました。
すべては「自分と同じようなあの人ができるなら!」という前向きな思い込みが、殻を破る成長に繋がったわけです。
同じ地球人ができていることなら
先日、ニュースで走り高跳びの選手が特集されていました。その選手が語っていたことも、「パリ五輪で北口榛花選手が金メダルを取ったのを見て、自分にもできると思った」ということでした。
「できる!」という思いが芽生えれば、誰でもできるようになるのです。できていないのは、「自分にできるはずがない!」と勝手に自分で決めつけているからできないだけ!
だから、「同じ地球人ができていることだから、自分にできないはずはない!」という思いでトレーニングに励んでください。サイヤ人にできていることはできるかどうか分かりませんが(笑)。
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