利き足を磨くことは面倒を選ぶこと!

最近になって、あることに気づきました。それは、「面倒なことを選ぶ方が、人の成長につながる」ということです。
「そんなの当たり前じゃない?」と思われるかもしれませんが、恥ずかしながら、私はこの歳になるまで、そのことに気づいていませんでした(涙)
例えば、仕事を例に挙げてみましょう。車で営業に出かけるよりも、自分の足で歩いて営業に行く方が、確かに面倒です。しかし、「せっかく歩いてきたんだから」と、営業にも自然と力が入ります。お客様によっては、「歩いて来てくれたんですか!」と、喜んでくれることもあります。
さらに、歩くことで、車に乗っていては気づかないような発見があります。車のスピードでは見過ごしてしまうような景色やお店、人との出会いが、次の仕事につながるアイデアを生み出したりする。
そして、そもそも歩くことの面倒さを知らなければ、車の便利さも十分に理解できません。それは、お客様の抱える面倒を理解しなければ、その解決策も見つけられないということと同じです。
サッカーで例えるなら、利き足を磨くことは面倒なことです。もし私が右利きなら左側にボールが転がってきたとき、左足でボールを処理する方が楽です。わざわざ利き足のアウトサイドでボールをコントロールする方が、面倒に感じるでしょう。
しかしその面倒なことこそが、ボールを自由に扱える技術につながると感じています。面倒なことに積極的に取り組むからこそ、どんな状況にも対応できる力が身につくのです。
サッカーという競技は、面倒な状況をいかに解決するかが鍵となります。そして、面倒な状況を解決できたときに面白さが生まれます。
それなのに最初から簡単なことばかりを選んでいては、成長は見込めないでしょう。そしてサッカーの面白さも半減する。私はそう考えています。
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