コンビニ人間とサッカー人間

先日、Audibleを利用して第155回芥川賞受賞作の「コンビニ人間」を聴きました。
amazonの聴く本「audible」この「コンビニ人間」とは、36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子が主人公です。本の概要としては「何が普通なのか?」を私たちに問いかけるものです。
考えてみると「普通」って人によって捉え方が違いますよね。
うちの仕事場においても「え!なんで?」と思うことが多々あります。接客に関しても、自分なら普通だと思う気遣いが人によって違う。なんなら「○○さんはやり過ぎる!」「そこまでお客様にする必要ある?」ぐらい言われることがある。
それだけ自分では普通と思っていることが、人によっては普通でないことが多々あります。
これって一流プロに関しても同じことが言えると思います。
わたしたちが「普通ではない!」と思うことを一流プロは「普通に!」やっているものですよね。それが顕著なのは「生活習慣」でしょう。
クリスティアーノ・ロナウドの生活習慣なんて、とても普通じゃ考えられません。
でもロナウドにすれば、自分の仕事のパフォーマンスを保つためには当たり前の行為なわけです。
コンビニ人間の主人公「古倉恵子」も同じなんですね。コンビニという仕事に対しての意識が普通ではないのです。一日一日のすべてをコンビニのために過ごしている。常に頭のなかは「コンビニ」といった感じです。
そこまでコンビニがすべての人間にコンビニのことで勝てるわけがありません。
それと同じように「普通じゃない!」と人に言われるほどサッカーにこだわれば違いが出るのは当然でしょう。逆に言えばサッカーに対して、人並みの普通しかやっていなければ、それだけの選手にしかなれないということです。
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