正しいものを子どもに与える

人はひとつのことを覚えるとそれに執着してしまいます。それは子供も同じです。
最初に覚えることが正しければ良いです。しかしそれが間違っているものだとすれば、その間違いを正しいものと信じて執着し続けることになります。
- 朝昼晩と3食摂ることが健康に良い。
- コミュニケーションをとるにはお酒が必要だ
- 英語を学ぶにはまず単語を覚えることだ
これらは一見正しいように思えます。しかし正しいと思い込んでいたこれらのことにより、不健康になったり、正しいコミュニケーションがとれなくなったり、いつまでたっても語学が身に付かなかったりするわけです。
そのことについては知るのは何年も何十年もたったあと。それだけ執着というものは恐ろしいものです。
サッカーに置いても同じです。はじめに間違ったものを子どもに与えてしまえば、それが正しいものと思い込み、それに執着します。
そして数年たって「自分には才能がなかった」とあきらめてしまう。
ただそれは間違ったことを与えられただけで、正しいものを与えられていれば諦めることがなかったのかもしれないのに。。
どんなことにも成長するための正しい基礎基本というものがあります。
それをまず与えること。それがとても大切です。とくに正しいサッカーを見る機会が少ない日本に置いてはこれがとても重要です。
ある程度の年になると変わることは難しいです。
名著「幸せになる勇気」に下記の一節があります。
自分を変えるとは「それまでの自分」に見切りをつけ、「それまでの自分」を否定し、「それまでの自分」が二度と顔を出さないように、いわば墓石の下に葬り去ることを意味します。だから人は変わろうとしないし、どんなに苦しくとも「このままでいいんだ」と思いたい。そして現状を肯定するための「このままでいい」材料を探しながら生きることになるのです。
こうならないよう、正しいものを子どもに与える。とても重要なことです。
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