サッカーで自立することとは何か?

自立という言葉を聞くと、「自分で生活できるようになる」ということだと、わたしは思っていました。
しかし、自立の本当の意味は「自己中心性からの脱却」なんですね。
それは下記の書で知ることができました。
ゆえに、生計を立てている大人であっても「自分!自分!」と自己中心的に損得勘定で生きている人は自立していないということになります。
では、どういう人が自立しているかと言えば、自己中心的の反対である利他的な人です。
利他的とは、自分の利益よりも他人の利益や幸せを優先すること。思いやりがあり、他人を助けることに喜びを感じることです。
自己中心的が「わたし」であるなら、利他的とは「わたしたち」という考え方です。
人は支え合って生きることができます。ゆえに、「わたし」という考えで生きるのではなく、「わたしたち」という考えを持つことで本当に生きることができるわけです。
サッカーにおいても同じです。自己中心的なプレーは「わたし」だけを考えたお粗末なものです。本当に大切な考え方は「わたしたち」、すなわち「チーム」としてどうプレーするか、ということです。
チームとしてプレーするならば、この場面はドリブルではなくパスかもしれません。ある場面では、ボールをもらいに行く動きではなく、相手を引っ張り出すための動きかもしれません。またある場面では、ボールを奪いに行くのではなく、パスコースを潰しに行くことが必要なのかもしれません。
すべては自分の手柄のためではなく、チームが勝つためのプレーをする。
「わたしたちの一人としてどう動くべきか?」それを考え行動できる選手が、サッカーで自立することなのではないかと考えます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません