サッカーも教えすぎは禁物?

先日読んでいた本で気になる一節がありました。それは、
かつての教育者は心得ていた。あえて教え惜しみする
新版 思考の整理学 (ちくま文庫)
というものです。
よくある例だと、拳法や料理の修行で師匠と呼ばれる人が手取り足取りと弟子に対して教えないというもの。「見て盗め!」って感じですね。お笑い界もそんな風潮がありますよね。
なぜそんなことをするかと言えば、教えないことで人間は能動的になるから。人間というのは自分で「知りたい!」「やってみたい!」となれば積極的に学ぼうとします。その上、教えてくれないとなれば、なおさら「知りてー!」「やりてー!」ってなりますよね(笑)
まさに女性にジラされる感じ(爆)
そういう人間の当たり前のことをかつての教育者は認識していたんでしょう。
今現在の教育者と呼ばれる人をみてみると、そういった人は少なからずいますが、組織だったところでは少ないように思えますね。
とくにお金を払って行くようなところは、ちゃんと教えないとモンスターペアレンツに何言われるか分からないから、そりゃしっかり教えるでしょう(笑)
でもそうやって手取り足取り教えることで、子供は受動的になり考えないようになっていく。。
一番大事なことは"考える力"を身に付けることなのに。。
これはサッカーに置いても同じですよね。
事細かに教えてばかりいれば、一瞬で判断しなければいけない頭脳を磨き上げることなんてできないでしょう。
それよりも師匠が見せるものを見せて、あとは弟子に試行錯誤させる。そういったことが本当の教育だと考えます。
遠方なので一度しか参加していませんが、檜垣さんのスクールはまさにそういう感じでしたね。
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