囮の動きの考え方はボールを運ぶために必須!

囮の動き。サッカー用語で言えばデコイの動きと言われたりもします。
デコイとは英語でdecoy。意味は狩猟用で囮に使う鳥の模型なんですね。
サッカーにおいてこの囮の動きはとても重要ですよね。要するに相手を騙すという行為なのですが、これがないとボールを運ぶことは難しくなります。
囮の動きがあるからボールを運ぶことができる
下記の動画などはとても分かりやすい例で、1人が前にダッシュし相手ディフェンスを引っ張り出すことで味方がフリーになるスペースを作り出しています。
これは縦(深さ)の動きを中心に作られた動画ですが、もちろん、横(幅)にも囮は使えますよね。相手ゴール前で、サイドハーフが中に入ることで、前にあがったサイドバックがフリーになるなどがいい例です。
逆にこの囮の動きがなかったらどうなるでしょう。ボールを運ぶことはとても難しくなります。相手の狭い間に向かってパスを出したり、無理やりドリブルで突き進んだりしなくてはいけなくなります。
そうなればボールを奪われる確率は格段にあがります(涙)
囮の動きはチームプレーだけではない
この囮の動きって、チーム戦術的な意味合いのように思えたります。実際にわたしはそう思っていました。。
でもこれって個人戦術でもやっていることは同じですよね。そのことを今更ならがわたしは知ったわけです(汗)
例えば下記のメッシの動き。
いわゆるボディフェイントと言われるものですが、これも囮の動きですよね。
自分が逆方向に動くふりをすることで相手を引っ張り出し、逆をつく。そうすることで相手を崩してボールを運ぶ。
まさに自ら囮となって、スペースを作り出し、そのスペースを使ってボールを前に運んでいるわけです。
世間ではフェイントとかドリブル技とか言われたりするプレーですが、すべての本質は、相手を騙してスペースを作り出してボールを運ぶこと。
すなわちボールを奪われずにボールをゴールへ運ぶための手段ということです。
だから、フェイントも囮の動きもストップ&ゴーなどの緩急の動きもすべて本質はいっしょなんですね。
形で捉えてはいけない
このようにすべてに通じる囮の動きは
✅ボールを奪われないため
✅ボールを運ぶためのスペースをつくるため
ということがちゃんと理解していれば、いくらでもその方法があるということが分かります。
逆にその理解がなく、ドリブル技やフェイント技などを形だけで覚えてしまうと、ただ形だけをやっているだけになり、ボールを前にすすめるためのスペースを作り出すものにはならなくなります。
よく見かけますよね。技をやっていても、いっこうにボールが前に運ばれない場面。。(涙)
まとめ
最後にわたしが思ったというか、学んだことなんですが、囮の動きって未来を見据えたプレーだということです。
「未来をどうするか?」という目的というか思考がなければ、囮の動きなんてできませんよね。
😰とりあえず走っとこか
😰とりあえずシザースしとこか
では、スペースができたとしてもそのスペースを即座に使うことはできないでしょう。ゆえに「どうやってボールを運ぶのか?」と未来を見据えていないと意味がないわけです。
個人でもそうですがチームプレーになれば”なおさら”ですよね。どうやってボールを運ぶかという共通認識がなければ、囮の動きをしてスペースをつくったとしても、誰もそのスペースを使ってないということになってしまいます。
囮の動きは重要です。それがなければ強い相手にボールを運ぶことはできません。だからと言って囮の動きをやればいいというわけではないです。
そこには
✅ボールを奪われない!
✅ボールをゴールに運ぶ!
という共通認識が必要です。
まー。。口でいうのは簡単なんですけどね(汗)
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