「勝った」「負けた」ではサッカーは上手くならない

「今日の試合どうだった?」と聞いて、「勝った」「負けた」としか言えない子っていませんか?
うちの子がまさにそうでした(涙)。
当たり前のことですが、「勝った」「負けた」とだけ言っていたのではサッカーは上手くなりません。
「どう勝ったのか?」「どう負けたのか?」が分かっていなければ、勝った経験を活かせませんし、負けた原因を改善することもできません。
いわゆるPDCAのC(Check:評価)がなければ、次のA(Action:改善)に進めません。
PDCAサイクルとは、「Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)」という一連のプロセスを繰り返し行うことで、業務などの改善や効率化を図る考え方の一つです。
試合はPDCAのDO(実行)にあたるでしょう。その実行に対するCheck(評価)が明確でなければ、Action(改善)に繋げられません。良い部分を強化することもできませんし、悪い部分を直すこともできないわけです。
だから上手くなりようがないのです。「ただ試合をしただけ」で終わってしまいます。
問い方次第でサッカーは上達する
大事なことは、「どうやって勝ったの?」「どうして負けたの?」という問いかけをすることです。
もっと具体的に言えば、「どうやってゴールしたの?」「どうやって点を取られたの?」と問いかけることです。
はじめは、問いかけてもなかなか子どもも答えられないものです。ただ、答えられなくても子どもが考えるだけでも十分です。
なぜなら人は問われることによって考えるようになるからです。
だから、親は子どもの目線に立って問いかけるだけでOK。まずは考える習慣を身につけることが重要です。
これとは逆にやってはいけないことがあります。それは私が過去にやっていたこと。。。。(涙)
それは親が試合を見に行った場合で、子どもよりも先に親が「こうやったからゴールできた」「こうしたからゴールを奪われた」などと口出ししてしまうことです。
そんなことをしてしまえば、子どもの考える時間は失われます。そんなことをしていては子どものサッカー上達はありません。
子どもから「どうだった?」と聞かれないなら、親は特に言う必要はありません。
まとめ
「勝った」「負けた」とだけ言っていたのではサッカーは上手くなりません。大事なことは、勝った理由、負けた理由を考えることです。
学校のテストも見直しをしなければ頭が良くならないのと同じで、サッカーも見直しをしなければ上手くなることはありません。
そのためにも、親が子どもの目線に立って問いかけることが重要です。
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