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第7章:シュートとミス — 失敗を「データ」に変える

サッカーというスポーツで、一番盛り上がる瞬間はどこでしょうか? それは間違いなく、誰かがシュートを打つ瞬間です。ゴールが決まればヒーローですが、外せば「何やってんだ!」と厳しい視線を浴びる。これほど結果がハッキリ出る場面は他にありません。だからこそ、多くの人は「失敗して恥をかきたくない」と、足を止めてしまいます。

ですが、人生という長い試合において、本当に強い人というのは「シュートを外さない人」ではありません。実は、シュートの成否よりも「打ち続けること」の大切さを知っている人こそが、最後に勝利を掴み取ります。

普通の人は、一度ミスをすると「自分は才能がないんだ」と落ち込み、次に挑戦するのを怖がります。失敗を「自分の価値が下がる出来事」だと思い込んでしまうからです。でも、それってすごくもったいないことです。

第7章では、私たちが嫌う「ミス」や「失敗」の見方をガラッと変えていきます。失敗は、あなたを否定するダメ出しではありません。ゴールを決めるために「次はあっちを狙おう」と教えてくれる、ただの「ヒント」や「データ」に過ぎないのです。

完璧主義なんていう重い荷物は要りません。失敗を面白がり、誰よりも早く次のチャンスへ動き出す。そんな「負けないメンタル」の作り方を、一緒に見ていきたいと思います。


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「外す」ことを恐れない: 打たないシュートは、100%入らない

決定的なチャンスが巡ってきたとき、心臓がバクバク鳴って、つい「自分で打つより、誰かにパスしたほうが安全かも」といった感じで、弱気になったことはないでしょうか。

サッカーでも人生でも、この「責任逃れのパス」を選択したくなる瞬間は、多くの人に訪れるものです。

「もし外して、周りから『あいつのせいで負けた』って言われたらどうしよう」  「今の自分じゃまだ実力不足だし、完璧に準備が整ってから挑戦したほうがいいよね」

きっと、そんなふうに自分に声をかけているかもしれません。ですが、ハッキリ言って、その考え方は成功を遠ざけるどころか、人生の可能性を自分で殺しているようなものです。当たり前のことですが、打たないシュートは、100%入りません。

実は、私自身もつい最近まで、この「準備の罠」にどっぷりとハマっていました。

例えば、新しく水彩画に挑戦したいと考えた時のことです。真っ先にやったのは、筆を握ることではなく、描き方を学ぶことでした。

YouTubeでハウツー動画を漁り、専門書を買い込み、完璧な「知識」を手に入れようと必死になったのです。

でも、そこで気づきました。どれだけ動画を見ても、本を読んでも、一枚も描いていなければ技術は1ミリも上がっていないということに。大事なのは、下手くそでもいいから、まずは白い紙に色を置いてみることなんです。

今描いたら失敗するという不安を押し殺す準備だけでは何も前に進まないんですね。

「そんなの当たり前だろ!」と思うかもしれません。でもいざとなると、この単純な真理を忘れてしまう人がほとんどです。

どれだけ完璧なフォームを研究して、何百冊の本を読んで、頭の中で華麗なゴールをシミュレーションしても、実際に足を振り抜かなければスコアボードはピクリとも動きません。

何もしなければゼロのままです。動かないことは、失敗するより怖ろしい「停滞」が続くだけです。

「でも、失敗して恥をかいたら、立ち直れないかもしれない」

そうやって、自分の安っぽいプライドを守るためにブレーキをかけてしまう気持ちも分かります。

ですが、そんなプライドなんて誰も気にしていません。普通の人は、他人の失敗なんてすぐに忘れてしまいます。というよりそんなに興味を持っていません。

世界最高のストライカーたち。。。彼らは、キャリアの中で何千回、何万回というシュートを外しています。

それこそ、ゴール前で空振りをしたり、とんでもないチャンスを無駄にして、観客から大ブーイングを浴びたりした経験なんて数え切れないほどあるはずです。

彼らが優れているのは、決定率が100%だからではありません。どれだけ外しても、「次は絶対に入る」と自分を信じて、次の瞬間にはまた足を振り抜く「図太い精神力」を持っているからです。

一回のミスでクヨクヨして、もう打つのをやめようなんて微塵(みじん)も考えません。

人生における新しい挑戦も、すべて同じです。

「まだ準備ができていない」なんて言っているうちに、試合終了のホイッスルは無情にも鳴り響きます。

外すことは「恥」でもなければ「才能がない」でもありません。それは、次にゴールするための「微調整」に過ぎないのです。

一発で完璧に決めようとする”おごり”を捨てて、何本でも打ち続ける覚悟を持つ。そして何度も何度も足を振り抜く。

そんな人にだけ、勝利の女神は最後にご褒美をくれるようになっているのです。

バカ親父の戯言

Posted by eiji