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子供のサッカー脳は親の質問力で変わる!

2024年7月24日

「サッカー脳」という言葉がありますが、それは結局その子供に「考える力がある」ということです。

日本サッカー代表の三笘薫選手の著書を読んでも、三笘選手は「幼い頃からしっかり考えて行動してきたから今があるんだな!」ということが分かります。

ではどうすれば子供が考える力を身に付けることができるのでしょうか?

Contents

子供の考える力が身に付く本

多くの親が共有するこの悩みを解決してくれる本があります。それが下記の書になります。

著者の石田勝紀さんは、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。20歳で学習塾を始め、これまで4000人以上の生徒に対し、「心を高める」「生活習慣を整える」「考えさせる」の3つを柱に指導してきた教育専門家です。

この書以外にもたくさん著書がありますが、こちらの書は「考えさせる」ことに特化し、とても分かりやすく解説されています。

内容を簡単に言ってしまえば「親が子供に問いかけて子供に考えさせましょう」というものです。

その問いかけワードとして紹介されているのが、

✅なぜ?
✅どう思う?
✅どうしたらいい?
✅要するに?
✅たとえば?
✅楽しむには?
✅何のため?
✅そもそも、どういうこと?
✅もし~どうする?
✅本当だろうか?

です。

人によっては「あーはいはい。知ってる知ってる」を思うかもしれません。でもちゃんと使えていない人が多いのではないでしょうか?

子供は問われることで考える

まず第一に親が考えなければいけないのは「子供は問われることによって『考える』ようになる」ということです。

そして、子供の一番身近にいる親に質問力がなければ、考える子になんて育つわけがないんです。逆に言えば、子どもが考える環境を親が作りさえすれば「考えれる子ども」になるわけです。

なのに、

✅「これはこう!」
✅「それはそれ!」
✅「あれはあれ!」

と子供に考えることをさせずに、親が先回りしてやったり、答えをすぐに伝えてしまえば「考える子」になるわけばありません。これはお子さんが所属するチームの監督・コーチにも言えることです。

この書でわたしが一番響いた一節が、

重要なのは問われた結果の”答え”ではなく、「考えている」という”プロセス”なのです。これが頭脳を活性化を促すということを覚えておくといいでしょう。

同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか? 「自分の頭で考える子」になる10のマジックワード (小学校1年生~小学校6年生対象)

というものです。

正しい答えを出すことが重要ではなく「考えるという行為が大事!」「考えるという行為を習慣にすることが大事」なわけです。

だから、

✅子供が考えている時間を待ってあげる
✅子供が間違った考えを話していても、ちゃんと聞いてあげる

という親の対応が大事。

あなたはその逆をやっていませんか?わたしはやっていました。。(涙)

考える力がなければサッカーは上達しない

このように親の接し方ひとつで「子供の考える力」というのはあがるものです。

ただ、上の問いかけワードをただ言うだけではうまくいきません。ちゃんと使い方というものがあります。

それについては、本書に詳しく書かれているので、しっかり身に付けたいと思われる方はぜひ読んでみてください。

また、わたしの反省を元にお伝えするところは、「考える力がなければサッカーの上達はない!」ということです。

一番分かりやすい現象としては、練習では上手いけど試合では活躍できないというものです。

これは練習でやっていることが試合で活かせていないということ。練習でやったことを使って試合に取り組めていないということです。

こういう現象が起こるのは、練習の際に

✅「何のための練習?」
✅「なぜこんなことするの?」
✅「この練習で勝てるようになるの?」

という考えが子供にないためです。

考える力があれば、すべての練習に意味を見いだし、自らイメージして練習に取り組み、結果として試合で表現できるようになるでしょう。

そういう子が「サッカーが上手い!」「サッカーを知っている!」「サッカー脳がある!」と言われる子です。

考える力がなければ、

✅サッカーというゲームを理解できません
✅技術の本質を見い出すこともできないから本当の技術を磨くこともできません
✅そして今の自分を分析することもできないので何をすれば上達するかも分かりません

ゆえにサッカー上達はありえません。そのために親として本当にやるべきことを身に付けてください。