【あいつが悪い?】サッカーでパスがもらえない3つの理由
「試合やミニゲームでいつもパスがもらえない。。。」
子供の試合をみて、そう嘆く親御さんは多いと思います。
わたしもそうでした。
こんな時、どうしてもパスの出し手を非難しがちです。しかし、よく考えてみると自分の子供のほうに原因があるものです。
ここでは、わたしの息子が小2~小5までサッカーをやってきて実感する「サッカーでパスがもらえない3つの理由」について紹介します。
参考になれば幸いです。
パスがもらえない3つの理由とは?
試合やミニゲームでパスがもらえない理由は大きく下記の3つになります。
☑️チームメイトから信頼されていない
☑️周りの状況や立ち位置を理解していない
☑️パスのもらい方をしらない
ひとつずつ解説します。
チームメイトから信頼されていない
パスがもらえない理由として一番大きいのが「チームメイトから信頼されていない」ということです。
自分のお子さんを客観的に見てみてください。
- ちゃんとトラップできてますか?
- パスをもらって、すぐにボールを取られていませんか?
- ちゃんとゴールにつながるプレーをしているでしょうか?
❌トラップできない子に誰もパスなんかしません。
❌ボールがキープできない子にボールは渡せません。
❌ボールをもらっても、無意味なキックやドリブルをしていては怒りしか生まれません。
ミニゲームだろうと公式試合だろうと子供たちはみんな勝つためにプレーしているわけです。
だから基礎基本が出来ていない子にパスなんかするわけがありません。
なのに「息子にボールが渡ればミラクルなことが起こる!」と勘違いしている親が多いんです。
わたしがそうでしたから分かります。
サッカーがうまくなればパスなんか当たり前のように来るようになります。
パスが来ない理由の90%近くは「下手!」と思われているからです。
まずそれをちゃんと認識し改善すべきです。
周りの状況や立ち位置を理解していない
2つ目の理由は「周りの状況や立ち位置を理解していない」ということです。
パスをもらおうとした時、
- 目の前に誰かいませんでしたか?
- 敵の存在に気づいていいましたか?
- そこはゴールにつながる場所ですか?
- 味方にその技量はありますか?
❌パスを出そうと思っても、前にさえぎるものがあればパスなんか出せません。
❌敵がパスカットを狙っているのが見えたらパスなんか出せません。
❌「そんなとこにパスしても??」というところにパスは出しません。
❌ロングキックが蹴れないのに、そんな遠くで要求されてもパスは出せません。
こんな感じで、自分の周りの状況や立ち位置を理解してプレーしていないからパスがもらえないわけです。
いってみれば、自分は動かず、味方に「なんとかパスを出せ!」と言ってるようなものです。
ここで!わたしが感じたことのひとつに、子供に対して「自分のことは自分でやる」という教育が行き届いていないからこうなってしまうのではというものがあります。
なんでもかんでも親が子供のために動くから、サッカーで動けない子になってしまう。
「思い当たることありませんか?」
わたしは思いっきり思い当たりました。。
要するに、「仲間がパスを出しやすいように自ら考えて動かなければいけない」
こういったサッカーに置いて当たり前の知識が足りないことを認識する必要があります。
パスのもらい方をしらない
3つ目は上の話につながる話です。
それは「パスのもらい方を知らないからパスがもらえない」という理由です。
お子さんは
- ちゃんとフリーになるための動きをしているでしょうか?
- ちゃんと声や手振り、目でパスを要求しているでしょうか?
- パスの出し手のタイミングに合わしてますか?
❌パスの出し手は、フリーでなければパスは出せません。
❌合図をもらえないとパスは出せません。
❌タイミングが合わなければパスを出しようがありません。
パスの出し手もちゃんとボールを渡したいと考えています。パスミスするのが怖いわけです。
だから、フリーでボールをもらえる子を探してパスするのは当然です。
フリーになるための動きや敵を抑えてポストプレーする動きをしていない子にパスを出すわけがありません。
そして、「こうしてくれ!」という合図がなければ、パスは出しようがありません。
合図とは「ヘイ!」「こっち!」「〇〇〇(名前)!」といった声であったり、「手を上に挙げる」「ボールの出しどころを指す」などの手振りだったり、「目」や「顔をふる」などのアイコンタクトです。
こういう動作していないで「パスがもらえない」と嘆くのは、部下としっかりコミュニケーションをとっていないのに、「あいつらは何もできん!」をわめくバカ上司と同じです。
最後にタイミングです。
これも自分のことしか考えていないのが原因です。
まず、パスの出し手がこちらに気付いていないのに「ヘイ!」といって動き出しても、出し手が気づいた時点で、
- 動いた位置がオフサイドポジションだったり
- 敵にパスコースを消されてしまっていたり
すればパスは出しようがありません。
わたしの息子もこんな感じでした。
パスをもらうには、「合図&動くが大事だよ」と教えたら、パスの出し手が顔を上げていないのにそれをやってしまう。そして「ちゃんとやってんのに何でボールくれないんだ!」と怒る。
もう一つが、スローインの場合です。息子は敵の背後に行ってから、戻ってボールをもらおうと動き出すのですが、まだスローインの形ができてもないのにそれをやってしまう。
これではパスがもらえるわけがありません。
これらのことは実際の試合を見慣れていない子供に多いことだと感じます。
まとめ
ここでは、サッカーでパスがもらえない理由として3つ紹介させていただきました。
これらは、今まで息子のサッカーをみてきて感じた実体験です。
とにかく言えることは、パスをもらいたければサッカーが上手くなること!
上手くなるとは
✅基礎基本をしっかり身に付ける努力をすること
✅サッカーを見たりやったりしてサッカーを学ぶこと
結局はこの2つに行き着きます。
そして、この2つは自主練習やサッカー観戦などで対応できる部分です。
そのため親御さんがサポートできることはあります。
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