【サッカー強いキックの蹴り方】重心が高いから遠心力が使える
分かっている人には「今さら何いってるの?」と思われることがあります。
それは重心を意識するということです。
わたしもそれが分かっていなかったばっかりにいろいろ苦労してきました。
ただ単に、自分に物事を抽象化して考えるというものがなかったからです。
そのひとつに「強いキックを蹴るには?」というのがあります。
強いキックというと、
- 足に力を込めて蹴る!
- 助走をつけて蹴る!
みたいなイメージを持ってしまいます。
しかし、そんなことよりも大事なことが「重心を高くする」ということです。
キックのコツとしてよく言われることが、
- 左腕を斜めにあげる(利き足が右の場合)
- 胸を反らす(右利きなら左胸)
といったものがあります。
トニークロースもこの動画でいってます↓↓
これらは結局のところ、重心を高くすることにつながります。
なぜ重心を高くする必要があるか?
それは遠心力を高めるためです。
遠心力とは?
電車が直線を走り、カーブに差し掛かったとしましょう。あなたは電車が曲がる方向と反対側に引っ張られ体が傾きますね。ここにも慣性力が働いています。あなたは電車とともに直線運動をしていて、電車がカーブを曲がっても、あなたの体はそのまま直線運動を続けようとして、カーブと反対方向に体が傾くのです。この場合の慣性力を遠心力と呼びます。
https://humans-in-space.jaxa.jp/faq/detail/000570.html
一番分かりやすいのがハンマー投げです。
ハンマー(球)につながっている鎖(くさり)が短ければ、遠心力がかからず球は遠くに飛びません。
逆に鎖が長ければ遠心力が大きくなり遠くに飛びます。
これをキックに変えて言えば、蹴り足(足首より先の部分)を振り回すための重心との長さを長くすれば遠心力がかかり、強いキックが蹴れるわけです。
だから、足首からできるだけ重心を離すために重心を高くする必要があるわけです。
なのに
- 強いキックが蹴れない!
- ロングキックが蹴れない!
という子は、股関節(腰の辺り)に重心を置いて蹴っている。
これだと足首との距離が短いため、
- いくら助走をとったとしても
- 足をムチのようにしならせたとしても
ボールに与えるパワーは少なくなってしまいます。
あと、この体の使い方はインアウトドリブルのインの動きと一緒です。
こう見てみると本当にすべてはつながっています。
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