子供が「何のための練習か?」を明確に理解するには?
日頃に行われるクラブ練習。
そのままにしておくと「練習のためになる練習」になります。
それは何のための練習かを子供たちが理解していないからです。
コーチからすれば「それぐらい何も言わなくても理解できなきゃダメ」というのが本音かもしれません。
しかし、サッカーをまともにゲームとして経験してきていない子にとってはそれは無理です。
4対4の2サーバーの練習をしていても、「4対4の2サーバーの練習」になっています。
そう言えるわけは、試合でその練習が生かされていないからです。
これを改善するためにはどうすればいいか?
それはミニゲームをして、できていない部分を選手が理解した上で、できていない部分に沿う練習をするということです。
そうすれば目的をしっかり持って練習することができる。
これがまさに池上正さんが推奨するMTM(マッチトレーニングマッチ)です。
MTMとは試合→練習→試合という流れでトレーニングをすることです。
これを1日の練習で実行すれば、問題点の把握、改善、そして実行することができます。
これなら、子供が「何のための練習か?」を理解して取り組めるようになります。
もちろんいきなりは無理かもしれません。しかし、これを継続すれば確実に子供たちのサッカー理解は深まります。
このMTMについて分かりやすく書かれた池上さんの本があります。
チームでは教えてくれない プロサッカー選手になるために大切なこと
漫画で書かれているのでとても理解しやすいですし、子供たちが考える力を身に付ける効果的な練習法も紹介されています。
正直、これだけを何回も読んで理解し、子供に接することが親やコーチにとって基本中の基本!といえます。
読んで「良い本だわ」で終わらさないように気を付けてください。
過去の自分のように。。(笑)
※紹介させていただいた書籍はkindle unlimited対象になっています(2023年9月2日時点)
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