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【少年サッカー】ロングキックが飛ばない浮かない理由と解決法

2024年4月6日

ロングキックが「飛ばない、浮かない」主の理由は2つあり、

  • 身体全体で蹴れていない
  • ボールの下をカットして蹴れていない

になります。

そして、この二つをさらに細かく分析していくと、具体的に何が足らないのかが分かってきます。

身体の使い方を理解していなかった私も、何度も何度も動画みて研究し実践することで、息子のロングキックが「飛ばない、浮かない」原因を知ることができました。

ここではこの主の2つをさらに分析して、できるだけ分かりやすく説明したいと思います。

Contents

身体全体で蹴れていない

飛ばない、浮かない原因のひとつに、蹴り足だけで蹴ろうとして、身体全体で蹴れていないことが挙げられます。

身体を大きく使って蹴っていなければ「飛ばない、浮かない」のは当たり前です。

これを解決するには下記のことを意識する必要があります。

原因:軸足が踏み込めていない
解決:軸足を大きく踏み込む(パワーが溜まる)

原因:軸足をボールと平行に置いている
解決:軸足は斜めに開いて踵で踏み込む(パワーが溜まりやすくなる)

原因:蹴り足に力が入っている
解決:蹴り足よりも利き足側の腰の回転でボールを蹴る意識を持つ、あとは腰の回転から遅れた蹴り足をボールに合わせる意識を持つ(足に力を入れる必要はない)

原因:軸足に重心を残したまま蹴っている
解決:ボールを蹴る際に、軸足にためた力を蹴り足に移し替える

イメージ的には
「陸上のハンマー投げ」「鞭を使う」のを
頭に浮かべるとよいです。

「ハンマー投げ」だと、両足がサッカーでいう軸足で、
ハンマーが蹴り足になります。

https://youtube.com/shorts/bEdwWnRtqwM?feature=share

「鞭を使う」だと、鞭の根元が軸足で支えた体幹で、鞭のしなりが蹴り足の膝。鞭の先っぽが蹴り足という感じです。

おおざっぱに言えば、モノを放り投げる体の使い方をキックでする感じです。

これを踏まえて下記の動画を見てみると、身体を大きく使って最後はボールにすべてのパワーがのっかっているのが分かると思います。

蹴り足にのっかったパワーのためにボールを蹴った後、軸足が離れるのが分かると思います。

こうしないとコケてしまうほどパワーがのっているからこうなるわけです。

ゆえに、こうならないということは身体全体でボールが蹴れていないということになります。

踏み込んだ軸足のパワーが蹴り足にのっかていないということになりますので、蹴った後に軸足が離れるかどうかは大きな目安になります。

ボールの下をカットして蹴れていない

次は「ボールの下をカットして蹴れていない」です。

飛ばない、浮かない原因は

  • 正しい足の形でボールを蹴っていない
  • ボールをインステップで押し込むように蹴っている

からです。

基本的な蹴り方は「ボールの半分より下を蹴る」なんですが、その蹴る足の当て方と当てた後に問題があるから、「飛ばない、浮かない」になるわけです。

まずは、足の内側をなるべく地面に向けて蹴ることです。こうすることでインステップ(いわゆる足の硬い部分)をしっかり当てることができます。

そして、インステップに当たってからはその後、インフロントでボールをなぞるように足を持っていきます。

これがボールをカットする感じになって、ボールを逆回転させる要因になります。

コツとしては、ボールにインステップで当てたら、すばやくインフロントでボールをなぞることです。そうすることで、ボールを手でなげるようなスナップを効かした蹴り方ができます。

まとめ

ここでは、ロングキックの「飛ばない、浮かない」の原因と解決法について紹介してみました。

ロングキックの上達のコツとしては正しい蹴り方をじっくり見て、練習することです。

感覚のいい子であれば、見ただけで簡単にマネすることができるかもしれません。

でも、そうはなかなかいかないものです。

ロングキックが蹴れるためには、やっぱり本質を掴むことが大事です。

その本質とは、身体をどう使えばボールに対してパワーを伝えることができるかを子供が理解することです。

そのためにも、この記事を参考に、下記の檜垣さん動画をスロー&コマ送りで何度も何度も見て実践することを
おススメします。

追記

最近、ロングキックという言葉は良くないと思うようになりました。正しい言葉は「ロングパス」です。

  • パスならば敵にカットされない軌道を描かなければいけません。
  • そして味方が取りやすいボールでなければいけません。

この意識をもってトレーニングすることが重要です。これを意識しないと「強いボールを蹴ればいい」というような間違いに至る恐れがあります。