【少年サッカー】ロングキックが飛ばない浮かない理由と解決法
ロングキックが「飛ばない、浮かない」主の理由は2つあり、
✅身体全体で蹴れていない
✅ボールの下をカットして蹴れていない
になります。
そして、この二つをさらに細かく分析していくと、具体的に何が足らないのかが分かってきます。
身体の使い方を理解していなかった私も、何度も何度も動画みて研究し実践することで、息子のロングキックが「飛ばない、浮かない」原因を知ることができました。
ここではこの主の2つをさらに分析して、できるだけ分かりやすく説明したいと思います。
身体全体で蹴れていない
飛ばない、浮かない原因のひとつに、蹴り足だけで蹴ろうとして、身体全体で蹴れていないことが挙げられます。
身体を大きく使って蹴っていなければ「飛ばない、浮かない」のは当たり前です。
これを解決するには下記のことを意識する必要があります。
原因:軸足が踏み込めていない
解決:軸足を大きく踏み込む(パワーが溜まる)
原因:軸足をボールと平行に置いている
解決:軸足は斜めに開いて踵で踏み込む(パワーが溜まりやすくなる)
原因:蹴り足に力が入っている
解決:蹴り足を意識せず軸足を中心にして蹴り足を回す感覚を持つ。
原因:軸足に重心を残したまま蹴っている
解決:踏み込んだ軸足の膝を伸ばすタイミングでボールに蹴り足を合せる。
イメージ的には
「陸上のハンマー投げ」や「鞭を使う」のを
頭に浮かべるとよいです。
「ハンマー投げ」だと、両足がサッカーでいう軸足で、
ハンマーが蹴り足になります。
https://youtube.com/shorts/bEdwWnRtqwM?feature=share
「鞭を使う」だと、鞭の根元が軸足で支えた体幹で、鞭のしなりが蹴り足の膝。鞭の先っぽが蹴り足という感じです。
おおざっぱに言えば、モノを放り投げる体の使い方をキックでする感じです。
あともう一つ大事な点が「足はどこから生えている?」ということです。
下記の動画を見れば足はもっと長く使えることが分かります。
長く使えれば、その分遠心力も増しますからボールにパワーを伝えることができますね。
これらを踏まえて下記の動画を見てみると、身体を大きく使って最後はボールにすべてのパワーがのっかっているのが分かると思います。
蹴り足にのっかったパワーのためにボールを蹴った後、軸足が離れるのが分かると思います。
こうしないとコケてしまうほどパワーがのっているからこうなるわけです。
ゆえに、こうならないということは身体全体でボールが蹴れていないということになります。
踏み込んだ軸足のパワーが蹴り足にのっかていないということになりますので、蹴った後に軸足が離れるかどうかは大きな目安になります。
下記のエデルソンのロングキックもとても分かりやすいです。とくに0:35~のキックはキックと同時に軸足を思いっきり伸ばしてジャンプするまでになっています。これがボールを遠くに蹴る正しい体の使い方です。
ボールの下をカットして蹴れていない
次は「ボールの下をカットして蹴れていない」です。
飛ばない、浮かない原因は
✅正しい足の形でボールを蹴っていない
✅ボールをインステップで押し込むように蹴っている
からです。
基本的な蹴り方は「ボールの半分より下を蹴る」なんですが、その蹴る足の当て方と当てた後に問題があるから、「飛ばない、浮かない」になるわけです。
まずは、足の内側をなるべく地面に向けて蹴ることです。こうすることでインステップ(いわゆる足の硬い部分)をしっかり当てることができます。
そして、インステップに当たってからはその後、インフロントでボールをなぞるように足を持っていきます。
これがボールをカットする感じになって、ボールを逆回転させる要因になります。
コツとしては、ボールにインステップで当てたら、すばやくインフロントでボールをなぞることです。そうすることで、ボールを手でなげるようなスナップを効かした蹴り方ができます。
まとめ
ここでは、ロングキックの「飛ばない、浮かない」の原因と解決法について紹介してみました。
ロングキックの上達のコツとしては正しい蹴り方をじっくり見て、練習することです。
感覚のいい子であれば、見ただけで簡単にマネすることができるかもしれません。
でも、そうはなかなかいかないものです。
ロングキックが蹴れるためには、やっぱり本質を掴むことが大事です。
その本質とは、身体をどう使えばボールに対してパワーを伝えることができるかを子供が理解することです。
そのためにも、この記事を参考に、下記の檜垣さん動画をスロー&コマ送りで何度も何度も見て実践することを
おススメします。
追記
最近、ロングキックという言葉は良くないと思うようになりました。正しい言葉は「ロングパス」です。
- パスならば敵にカットされない軌道を描かなければいけません。
- そして味方が取りやすいボールでなければいけません。
この意識をもってトレーニングすることが重要です。これを意識しないと「強いボールを蹴ればいい」というような間違いに至る恐れがあります。
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